昨日は、朝から散歩10㎞、風呂入って、掃除、サイクリング20㎞、いつものサウナ、帰って家飲み、白ワイン半分で撃沈、目が覚めたら19時だった。そのままベットに寝てたら、2時半だった。
いつもながら、サウナ後はよく眠れる。今朝は少し頭が重いが、水分不足になっていると思う、サウナ後の飲みは水分補給が欠かせない。
では、今日も行ってみよう。
SSという所は、世間のあらゆる階層の人たちが集まる所である。そこで働いている人達も必ずしも上等な人ばかりとは言えない。また、現金を扱う商売なので、それの関わるトラブルも多い、メンバーの女性関係のトラブルも多く、ヤクザ関係のトラブルもあった。それについては次に書く。
着任後、いよいよ3面記事の生活が始まった。
埼玉アポロの本社は、埼玉中央SSの後ろにある研修センターの二階にあり、社長以下、統括部長の私、エリアマネジャーの二人、経理課長と課員が二人、営業課の三人の計10人だった。
まずは、36箇所あったSSを回ることから始まった。
当然、車がないと困るので、前任者は部長車を与えられていた。それを引き継ぐものと思っていたが、社長車のアリストを返すことになったので、社長と車を兼用することになった。ちょっとあてが外れたがしょうがない。
SSでのトラブル対応は、エリマネと私の仕事で、ほぼ毎月、弁護士さんの所へ行っていた。
まずは、ヤクザが洗車に来た話。
ある日、狭山のSSに見るからに怖いおじさんがSSに洗車にきた。近くのファミレスで食事してくるとおじさんはSSを離れた。洗車後、車はSSに置いていたが、暫くして他の人がその車を取りに来た。アルバイトが洗車代をもらい車を引き渡した。
その後、さっきの怖いおじさんが車を取りに戻ってきた。
おじさんは、車はどうした、人にとりに頼んだことはない。と言い。それで車の盗難がSSで起こった事が分かった。
すぐに電話で呼ばれ、現地に急行し対応に当たった。
怖いおじさんの話では、車には合計5百万円相当の時計が積んであり、それは関西の暴力団から借りたもので、それを担保に群馬の暴力団に金を借りにいく途中だという事だった。
すぐに警察に行って、刑事さんと話をした。SSでの洗車にまつわる盗難、詐欺事件は、関西で話には聞いていたが、本当に自分が遭遇するとは思はなかった。
そうこうしているうちに、三日後、その車が見つかった。なんと車を受け渡したアルバイトがパチンコ屋の二階の駐車場で見つけてきた。
当然、積んでいたという高級時計は見当たらない。どうにも話ができ過ぎているので、警察と相談しアルバイトに事情聴取をお願いした。だが結局、何もわからなかった。
怖いおじさんとの示談交渉は顧問弁護士の山本先生にお願いした、この先生は民暴の鷹という漫画の主人公のモデルと言われている人で、暴力団関係の事件には強いという評判だった。この先生の仲介で、我が社は示談金として50万円を支払い社長が謝罪する事で決着した。弁護士事務所へ社長と経理課長が現金50万円を持っていき、おじさんに社長が頭を下げた。
これで事件は決着と思いきやそうではなかった、盗難に会い戻ってきた車は借り物でその車の持ち主が、車を傷つけられたと言いがかりをつけてきた。これは弁護士さんに対応をお願いしたが、相手側の言い草に先生も頭にきて、訴訟を起こす事になった。
私としても初めての裁判となった。一度公判にも立ち会った。相手側の証人は怖いおじさん、こちら側の証人は狭山SSのサブマネだった。サブマネも裁判所で証言するのは初めてで緊張していたが、裁判長は安心するように優しく声をかけていた。
こちらの先生が、証人の怖いおじさんにいきなり「あなたは反社会的組織の人間ですね」と言ったのは驚いた。
結局、裁判の結果は、こちらの勝訴で終わった。
初めてのヤクザとのトラブル、裁判も経験した。
それでは、今日はこれ位にして、散歩に行ってきます。